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ストレスフリー~癒しの音色を追究

演奏会の様子
ストレスフリーはハープとフルートなどで癒しの音色を届ける20代5名の音楽チームだ。代表でハープ奏者の小林秀吏さん(23)=写真中央=は川崎区生まれ。今年音楽学校を卒業した。今はプロの奏者として活動し、音楽療法におけるハープの可能性を追究している。
まだ学生だったころ、東日本大震災の直後に経験したことがきっかけ。「音楽で役立ちたい」と中原区の教会で仲間とチャリティーコンサートを開いた。来場者に「現地にも行ってあげて」と言われ、昨年7月に現地の避難所を訪ねた。
しかし情報不足もあり少ししか演奏活動ができなかった。翌月には事前に情報を集め、別の避難所を訪ねた。現地の人の協力もあり多くの人が集まる中で6回の演奏会を開くことができた。この経験が自信となり「地元でも、できるところで演奏しよう」という気持ちが強くなった。
その後、老人介護施設やこども文化センターなどで20回以上の演奏会を行った。お年寄りには普段なかなか聴けない昔の曲を贈る。子どもには音楽クイズや楽器の体験会などが人気だ。
「多くの人に癒しの音色を届けたい」とメンバーは言う。しかし、いろいろな年代の人に聴いてもらえる場を見つけることは意外に難しい。「まず私たちの活動を知ってほしい。」  ホームページはhttp://music-clinic.flips.jp/
(2012年10月27日 神奈川新聞掲載 かわさき市民活動センター)

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