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国際子育てひろばコアラ~母親交流が笑顔の源
「遠い空まで飛んでった。シュワッチ」と歌うお母さんの輪に優太君も飛入りした=写真=。きょうのテーマは世界の手遊び歌。外国と日本の母親を中心に子育て交流会が武蔵小杉で月2回行われている。
創立からの会員で横浜在住の朴敬姫(パク・キョンヒ)さん(45)は結婚で来日したころ、「人と話ができない孤独は刑務所にいるようだった。今も駅に着くだけでホッとする」と思い出話をする。
始まりは日本語教室の学習者からの相談事だった。日本人の心が分らなく、けんかになるなど「悩みを聞くと日本語ボランティアの無力感を味わう。同じ子育てをする人を集めると分り合えるのではないか」と米澤悦子代表(58)は居場所をつくった。
一昨年10周年記念誌発行後、場所問題等で解散を発表したが「私達を見捨てるのですか」という声で継続を決めた。
「コアラに来ると笑顔になるので夫も協力してくれる。国際結婚と子育ての経験を生かしたい。皆の笑みで幸せ」と藤原錦芳(キンボウ)副代表(43)。その話に代表はうなずいた。
(2009年6月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)