文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >さえの会~オペラの魅力地域に届ける

さえの会~オペラの魅力地域に届ける

オペラの練習の様子
「さえの会」(笹子まさえ理事長)は地域に音楽のすばらしさを届ける活動をしている。会にある三つの合唱団はジャンルを越えた音楽活動を楽しんでいる。丁寧につくられるコンサートは 「質の高いオペラのハイライトにびっくりするようなストーリー展開を組み合わる演出で、観客に気軽に聴いてもらっています」(木村ますみ事務局長)。
今は、年明けすぐに開く自主企画の全幕オペラ「こうもり」の練習に忙しい=写真。「オペラは総合芸術。音楽にかかわる者として、それを自主公演することは夢です」という。 本番に向けての練習は既に70回を越えた。「私たちの最高の舞台をお見せします」と準備は順調だ。
笹子さんは新人のころの思い出がある。「プロとしての練習、経験をする場が少なくて苦労した」ことだ。そのため若手に機会を提供しようと、オペラの配役はオーディションで決めた。倍率は30倍にもなった。「ひとつの作品をみんなでとことん練習して作り上げる。その経験はプロとしての意識を育てるよい機会になるはずです」と若手の成長に期待を込める。
(2009年12月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業