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麻生区すこやか体操推進委員会~世界で一番優しい体操

活動の様子
麻生区を中心に町内会や自治会に携わる人たち12人が「生きてる限りは楽しく健やかに」と立ちあげた麻生区すこやか体操推進委員会。今年で8年目を迎えた。その活動内容の基本は真向法(まっこうほう)体操である=写真。
真向法体操とは、腹式呼吸と股関節(こかんせつ)の柔軟体操とを組み合わせた日本古来の運動法だ。四つの動作で3分間という手軽さと、2人一組で行う補導体操に特徴がある。
高齢者対象の教室では「手がサッと上がるようになった」、「体が軽くなった、生きているうちに母にもやらせたかった」など参加者の声は、指導者たちの励みになっている。臼井力委員長は語る。「始めは無表情でも1時間もたつと体操を一生懸命にしている認知症の方の姿に、感動しました。やりがいを感じます」
今後の課題は中高年ばかりでなく若者への普及である。昨年は、健康体操学として近くの大学との合同イベントを開いたところ、250人もの参加者があった。
いつでもどこでも、たたみ1畳の広さでできるシンプルさは、誰でもできる世界で一番やさしい体操の魅力である。
(2010年2月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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