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マリービアンカ~歌で川崎を 明るい町に

老人施設での訪問合唱の様子
「川崎を明るい町にしたい」という思いで、代表の長島麻里子さんがコーラスグループ「マリービアンカ」を立ち上げたのは2000年9月。代表を慕って集まったメンバーは十数人。主婦や教師などさまざまだ。発表会を毎年1回、月に1度は老人施設や病院、学校などを訪問し、日ごろの練習(週2回)の成果を披露する。昨年はオーストリアに遠征し、ウイーンの街角で日本の歌を紹介し、喝采(かっさい)を浴びた。
9月20日(敬老の日)、幸区にある特別養護老人ホーム「しゃんぐりら」を訪問した。デイサービスの通所者を前に「砂山」など日本のわらべうた十数曲と、川崎市民の歌「好きです かわさき愛の街」を披露=写真=。知っている曲になると通所者の中から自然に歌声がわき上がる。
フィナーレは誰もが一度は歌ったことのある「ふるさと」。配られた歌詞カードを見ながら、ステージと一体になった歌声がホールにこだました。「今後は訪問活動を県外にも広げていくつもりです。『川崎市民の歌』も全国に広めていきたいですね」代表がほほ笑んだ。
(2010年10月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・鈴木典信)

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