文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >宮前区まちづくり協議会防災部会~災害に備え 地域で絆を

宮前区まちづくり協議会防災部会~災害に備え 地域で絆を

団体メンバー5人の写真
2005年4月、宮前区まちづくり協議会に防災部会が誕生した。「啓発」を重要な活動の一つと位置付け、代表の土`方(ひじかた)武さんを中心に、防災ニュース(季刊)を発行、来年1月20日に防災フェアを宮前区と共催する。
自助・共助・公助と叫ばれてはいるが、いざというとき、自分や家族の安全を気遣うことはできても、近所の様子を見回ったり、困っている人を助けよういうことまで気が回らないという。
丘陵地にある宮前区は、避難場所となる学校へ行くにも道幅が狭く困難な地区がある。同部会の中村さんと渡辺さんは、個人の能力を超えた災害が発生したとき、避難場所に行く前、一時避難所で、近隣の住民たちが要援護者の情報収集と救護を行う「共助」の必要性を唱える。
08年度から同区防災推進委員制度ができ、124人が登録しているが、集まる機会は少ないという。震災で孤立した山古志と柏崎を2度訪ね、被災した人々の話を聞いた土`方さんは、地域のつながりの大切さを説く。まずは、近所の人との朝夕のあいさつから、防災の絆づくりを始めようと。
(2010年12月4日 神奈川新聞掲載 市民記者・林 德)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業