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自主グループ「むうじゅ」~発達障がい理解深めて

「自主学級」の様子
同じ思いを持った保護者たちで運営されている自主グループ、「むうじゅ」。メンバーは、複数の学校から集まった、発達障がいに関心を持つ11人。発足して2年目だ。子どもを理解し、よい部分を伸ばし、将来につながる道を考えようという思いから、大人たちの学習とシェアの場「自主学級」を企画・開催している=写真。
現実の学校・社会において、発達障がいの正しい理解が広まっているとは言いがたい。他者との比較の中で人を見ることで、表面的な違いにのみ目を向けてしまうことがある。しかし、人はもともと全員違った個性を持ち、それぞれのやり方で世界とつながっている存在なのだ。
メンバーは語る。「子どもたちには、その人自身を理解し大切にする社会の中で、自立し責任を果たしながら生きていってほしい」と。地域の中で、この川崎で、理解と支援の環境が整い広がったとき、釈迦(しゃか)誕生の樹である無憂樹(むうじゅ)の字のごとく、すべての子どもたちにとっても憂いの無い世の中になるはずだ。
(2008年10月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・山本雅恵)

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