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さざんかの会~お年寄りの生活手助け
宮前区・鷺沼地域で「友愛訪問活動」をしているグループがある。地域の社会福祉講座を受講した有志の15人で発足した。「さざんかの会」だ。メンバーの寺井正也さん(70)は、一人暮らしのお年寄りの家を訪ねては、庭の草取りや家の修繕、ゴミ出しのお手伝いなどをしている=写真=。
訪問先は70歳以上の女性が多いという。
人づきあいが苦手になってしまったお年寄りのために、寺井さんは家の前をそっと掃いておいたり、あいさつ程度の声をかけたりと、小さなことを積み重ねては信頼関係をつくってきた。「声のかけ方は経験で学んできました」と、相手に合わせた関わり方を心がけている。「時間がかかるし、根気もいりますね。慈愛のこもった優しさがなければ」と寺井さん。何度も会って手伝っているうち、「あれをしてほしい、これがしたい」と、要望もだされ、相手から必要とされていることにやりがいを感じるという。 「今後は地域のネットワークづくりなども進めて、活動を輪を他の地域にも広げたい」と意欲的だ。
(2004年4月24日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 志田麻衣子 )