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かわさきアトム工房~実験教室で“科学の子”

会場内で子どもたちの作業を見守るスタッフの写真
 「アメリカから取り寄せたなぞの物体『オーブレック』を観察します」。「かわさきアトム工房」の「わくわく! 科学実験教室」が  始まった。約30人の小学生は白い粉に水を加えてこね、不思議な感触に夢中だ=写真=。
アトム工房は、「かわさき科学塾指導者養成講座」の受講者を中心に25人で構成。多摩区の市青少年科学館を拠点に、小、中学校、  小学校のわくわくプラザ、東芝科学館などで月に7~8回、実験教室を開いている。
白い粉の正体は、実はトウモロコシの粉。子どもの想像力をかきたて、実験や観察に驚きと興味を抱くよう「しかけ」を用いる。
「漢字の゛科゜が作物をはかることを示しているように、科学は生活に深くかかわっている。専門用語もなるべく使い、科学が身近になるよう導いている」とスタッフの網倉聖子さん。「実験教室が、未知のものに触れ考えるきっかけになれば」と代表の上田隆さん。科学の楽しさを伝える活動は、次世代の゛科学の子゛をはぐくむ。
(2004年7月10日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 渡部恵美)

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