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街なかボランティアピース~世代の壁を越えて交流
元住吉のオズ通り商店街にある「街なかボランティアピース」は、オズ通り商店街振興組合と、慶応大学のボランティアサークル「ピースプロダクション」が共同で運営し、寺子屋、託児所など休憩所として誰でも利用できるスペースとなっている=写真=。
土曜日に開かれる寺子屋には、平均5、6人の小学生が訪れる。子供たちの勉強を助けるのは慶大生。「勉強を教える」という押し付けではなく、「一緒に考える」ことを大切にしている。お兄さん、お姉さんとふれあうことが楽しく、時間になっても帰らない子供もいる。
「先生でも両親でも友達でもない学生から、子供が何を学ぶかが寺子屋の目的」と語るオズ通り商店街振興組合の中野勝久さん。
「ピースプロダクション」の中井宏一さんは「学生だからできること、地域、世代の壁を越えることをしたい」と、今後は商店街でのバザーや地域の小学校へ出向いての寺子屋も計画している。
「街なかボランティアピース」を中心とした、地域の輪が広がろうとしている。
(2004年8月14日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 渡部恵美)