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バリアフリーガイドマップ作製委員会~障害者へ11年ぶり発刊

マップ作成のための現地視察の様子
10年に一度の本が出た。「舞舞(まいまい)」第3号―。ハンディキャップのある人には待望のバリアフリーのガイドブックで、1993年に第2号が出て以来のことだ。障害者用トイレや駐車場のマークが記入されている。

障害者たちが安心して外出できるこの地図は、バリアフリーガイドマップ作製委員会(斎藤準代表・委員数23人)が作った。2年の歳月をかけて川崎市内57か所のバリアフリーの状況を見て回った=写真=。
委員の原田二三子さんが語る。「この10年、社会参加のために積極的に外出する障害者が増えている。そのときに威力を発揮できれば」―。原田さんが痛感したのは、いまや障害のタイプに対応したバリアフリーが必要になっていることだ。路上の視覚障害者用のブロックは、足が不自由な人がつまずくことがある。その対策を立てる必要がある。
委員会は第3号を完成させて解散してしまった。しかし10年後、時代のニーズに合わせたマップ作りに立ち上がる人がいることだろう。
(2004年8月28日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 渡辺 大輔)

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