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リトルクラシックin川崎~楽器の持つ面白さ体験

出前演奏の様子
「クラシック音楽をみんなのものに」と、「ハンズオン・クラシック」はクラシック音楽の普及活動に取り組んでいる。ピアノ講師の大類朋美さんは、子どもたちにもサッカーや野球のようにクラシック音楽に親しんでもらおうと昨年「リトルクラシックin川崎」というイベントを立ち上げ、川崎市内の小学校をチェロ奏者の浅岡洋平さんと出前演奏=写真=を行っている。
「愛の挨拶(あいさつ)」「白鳥」などの曲を演奏し、子どもたちはピアノやチェロの美しい音色に聞き入っていた。演奏後の演奏者との楽しい会話のやりとりも魅力の一つだ。子どもたちは「手の動きが見えて感動した」「思わず体を動かしました」と感想を話していた。
チェロを弓で弾いてみた子どもは「チェロは、とても低い音だと思っていたけど、すごく高い音が出る」と音域の幅に驚いていた。
体験してみることで楽器のもつ面白さが分かると、その楽器の奏でる曲にも自然に関心を持つようにもなる。
大類さんは「音楽に触れ合った子どもたちの中から未来のクラシックファンが生まれたらうれしい」と期待している。
(2005年3月19日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 高木 春子)

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