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アジアの踊りと文化を知る会~技術の継承と心を伝え

舞踊の練習の様子
花模様の大きな扇(プチェ)を両手にかざし、弦の音律に乗せて流れるように扇を操る。花の一生を表す韓国宮廷舞踊「プチェチュム」。「ほほえみながら」と、イ・ファジャ先生が身ぶり手ぶりで指導する。金色の練習着を着た踊り手の舞に柔らかさが増していく=写真。
舞踊を通じて語学や食などの文化交流に取組む「アジアの踊りと文化を知る会」(岡澤久美子代表)は今、韓国文化に力を入れる。韓国舞踊の歴史を研究する会員の平井岩男さんは、踊りが生まれた歴史背景を調べ伝えることで踊りに深みを加える。韓国のビデオ鑑賞やポスター作りなど、できる範囲で参加する人も。
結成以来4年、苦労はない。国際交流は言葉なしに目で見て感じるのが魅力だからだ。「技術の継承だけでなく、文化を楽しむ心を伝えたいのです」と岡澤さんは言う。
その心が日韓友情年の今年に実を結んだ。ソウル公演で韓国人から撮影を求められたのだ。「日本人が踊ったことがうれしかったのでしょう」とイ・ファジャ先生は言う。23日には武蔵新城いちばん祭での発表会に臨む。「観客の心に花を咲かせられるように」踊るつもりだ。
(2005年10月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・三木規伊) 

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