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サンスクエア自然クラブ~子どもたちと自然体験
自らが幼いころ自然の中で過ごした体験を、今また子どもたちとともに、分かち合いたい。酒井安樹さんは地域の子どもたちと身近な自然の中に出掛け、キャンプや里山での自然体験を続けている。
今の学校や大人たちが汚い、危ない、といって子どもたちから遠ざけようとしているもの、火、刃物、土、そして自然。
酒井さんはあえて危険を踏まえてそれらと取り組もうとしている。刃物を使って竹を切る=写真。火をおこして焼き芋をつくる。山林や里山など森の健全な維持を保つための営林ボランティアに参加して下草刈りをする。活動はほぼ月に一度。普段は自宅がある川崎駅付近から電車を利用して日帰りができる範囲の里山に出掛けるが、時には丹沢、箱根方面にも足を延ばす。
「若いときと違って今はゆっくり子どもたちと自然を見て楽しんでいる」。気負わずに大切なことを子どもたちに伝えていきたい。そんな思いを酒井さんはさりげなく語る。
(2005年12月17日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐川麻理子)