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平まなびあいグループAndante~知る楽しさ 輪をつなぐ

講演の様子
宮前区の平こども文化センターの部屋で、20人ほどの女性が熱心に元都立高校教師の佐々木賢さんの話を聞いている=写真。テーマは「教育民営化の意味」だ。いじめ、必修科目の未履修などの問題が教育基本法の改正でどうなるかなど次々と話は進んでいく。
主催するのは「平まなびあいグループAndante(あんだんて)」。高津市民館の保育つき家庭教育学級を受講した母親たちが、学ぶ楽しさに目覚めて活動を始め、今回で278回目。講師は156人を数え、参加者は延べ6900人を超えた。1981年から四半世紀も長続きしている。その秘訣は「学ぼうという共通の想いを持つ仲間と、ゆっくりと話し合いながら人生の面白さを知る企画をしているから」と代表の堀内由憙子さんは語る。
発足当時、会場を走り回っていたスタッフ9人の子どもたちは巣立ち、また時はめぐり小さな子どもを抱えた若いお母さんが学習している。子どもが騒いでも、あたりまえのように誰も気にしない。会のモットー「学びの輪をつないでいきたい」が回りだしている。
(2006年12月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)

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