文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >くれよん~子ども広場遊び基地

くれよん~子ども広場遊び基地

床に座りゲームをしたり絵を描いて遊ぶ子どもたちの様子の写真

高齢者施設「花物語たかつの丘」(川崎市高津区久末)の地域交流室が毎週月曜日午後3時~5時、子どもの遊び場になる(=写真)。地域の児童や未就学児、幼稚園は同じだったが別の小学校に通う児童らがやって来る。

遊び場の名前は「坂上広場あそび基地」。「みんなの子どもをみんなで育てたい。大人の干渉が少ない場所で子どもが自然に育ってほしい」という願いを込めて「くれよん」=代表・森合牧子さん(49)=が始めた。1年がたつ。

同会のメンバーが見守る中、どの子どもも伸び伸びと遊ぶ。ゲーム機に顔を寄せる、大きな筒をくぐり抜けたりかぶったり、背を床に滑らせて室内を巡る。ひもにつないだはさみも使うなど「遊びの中で危ないこともそれを避けることも学んでほしい。」

森合さんはかつて市子ども夢パーク(高津区)で出会った「自主保育グループ」の「みんなの子をみんなで育てる」活動に参加した。どの親も子育ての悩みは同じだと分かった時、気持ちが楽になり、どの子もいとおしくなったという。

「『遊び基地』では子どもがストレスなしで自発的に遊んでほしい。そこに地域の大人や親が立ち寄り、子どもの顔が見え、助け合えるつながりが広まってほしい」と森合さんは話す。自分の子もよその子も伸び伸びと育ってゆく環境を整えることが大人の仕事だと思っているという。

連絡は電子メールsakauehiroba@gmail.com

(2019年3月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業