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シニア読み聞かせボランティア りぷりんと・かわさき~世代を超え感動共有
「健やかに、豊かに老いる」をモットーに、「シニア読み聞かせボランティア りぷりんと・かわさき」(川崎市多摩区)は設立されて15年になる。入会資格は男女問わず65歳以上。現在、会員は58人で平均年齢は75歳だ。「毎月の定例会と年4回の勉強会は、ほとんど欠席者がいないんですよ」と櫻木順子代表(78)(=写真)。
「りぷりんと」とは復刻版という意味。名作絵本の復刻とシニアの新たな活躍を重ねる。櫻木さんは「読み聞かせは一人ではなく、相手があってのこと。多くの世代と感動を共有し、声を出すことや緊張感が私たちの健康維持に役立っているのではないでしょうか」話す。
活動歴9年目の土屋慶子さん(75)は「会員が生き生きとしているのを見て、私も仲間に入りました。子どもたちとの関わりが楽しく活力をもらっています」と笑顔。
4月のある朝、月2回活動する多摩区の保育園にメンバー6人が集合した。選んだ絵本を持ち、各クラスへ。「りぷりんとさんだ!」と待ち構えていた子どもたちから声がかかる。昨年は多摩区の保育園や小中学校など34カ所で活動。549回、延べ3760冊の絵本を紹介した。メンバーたちは「良い絵本を紹介するために、これからも研さんを積んでいきたい」と意気盛んだ。連絡先は櫻木さん電話・FAX 044(944)0037。
(2019年6月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)