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久地いきいきクラブ「地域で高齢者見守り」

老人クラブのイベントに参加しているお年寄りの男女約30人の様子

役員のなり手がおらず活動を休止していた川崎市高津区久地2丁目の老人クラブ「久地第2長寿会」。2008年に定年退職を迎えた斉藤正男さん(72)(=写真奥)が会長に就任し、「久地いきいきクラブ」として再開した。

1997年に前クラブが休止するまで斉藤さんの母親が会長を務めていたこともあり、自宅1階の20畳のスペースを「老人の家」として開放している。

80人の会員のために、役員11人が担当を分担して定期的に数多くのイベントを開催している。会員は67歳から92歳までと幅広く、それぞれの関心に合わせて映画会、卓球、おしゃべり喫茶、コーラスとイベント内容は多彩だ。

月2回の映画会は今までに220本の作品を上映し、毎回十数人の参加者がある。月1回の定例会では、最後に行うビンゴゲームを楽しみに足を運ぶ高齢者が多く、外出のきっかけになっている。

毎月の行事予定を掲載している「いきいきニュース」は、役員が会員宅を訪問して手渡し配布することで、安否確認、情報提供、よもやま話で高齢者の孤立を防ぐのに役立っている。

老人クラブの友愛チーム活動では生活用品などの慰問品を届け、誕生日に和菓子セットをプレゼントして感謝の言葉をもらう。「幾つになっても直接声を掛けてお祝いされることはうれしいのでは」と斉藤会長は感じている。

(2019年12月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・山田和彦)

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