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なかはらパンジー隊「体動かしつえ不要に」
パンジーは川崎市中原区の区花。「そのパンジーのようにいつまでもはつらつと若々しく」との願いが込められた介護予防の「パンジー体操」を、2010年に設立された「なかはらパンジー隊」が普及指導している。
隊員は70代を中心とした19人で、同体操の普及を目的としたボランティア養成講座を修了した。介護予防運動指導員や介護ヘルパー、エレクトーン講師など顔ぶれは多彩だ。毎月1回1時間、区内7カ所のいこいの家や、イベントで体操を実施している(=写真)。
パンジー体操は「ストレッチ・リズム・リラックス」の3部構成。15分間の音楽に合わせ、スクワットやバランス、手と足の同時開きなど、立位でも座位でも無理なく行える。一緒に脳トレ体操や転倒予防体操も行い、隊員が持参するお手玉などの小道具と歌が参加者を笑顔にしている。体操を続けた結果、つえが不要になったり腰痛が改善したりした人もいる。
活動は今年で10周年を迎え5月には記念イベントを予定。「これからも高齢者の健康促進と地域交流の場となるよう区内に広めていきたい。多くの人と交流して声を出して笑い、体を動かすことを楽しんでほしい」。代表の田中初枝さん(72)は人と触れ合うことの大切さを話す。連絡先は☎︎044(411)4416。
(2020年2月1日 神奈川新聞掲載 市民記者・鴇田恵子)