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一般社団法人Pプラスキャリア「できた!は生きる力」
一般社団法人「Pプラスキャリア」代表理事の小島由美子さん(64)は、国際交流センター(川崎市中原区)で、外国にルーツを持つ子どもたちの学習支援に関わってきた。「言葉が分からない」「親が忙しく働いているので勉強を見てもらえない」など、さまざまな理由で学力が追いつかない子どもたちを見てきた。
「誰もが平等に学び仕事に就く機会を得るためには、キャリア教育を提供する場が必要」と2018年10月、同法人を立ち上げた。メンバーは、キャリアコンサルタント有資格者とIT企業の在職・退職者ら6人だ。
来るべき人工知能(AI)時代への対応と、本年度から小学校で導入されるプログラミング教育の必修化に着目し、月1回、体験型プログラミング教室を開催している。
かわさき市民活動センター(同区)で実施した教室には、フィリピン、ネパール、日本の小学生ら6人が集まった=写真=。プログラミングの基礎を学んだ後、上から落ちてくる食べ物を動物がジャンプして食べるというゲームを完成させた。子どもたちは「頭を使うって楽しい」「自分でいろいろ発見し、試せるのが面白い」などと話す。
「子どもたちは講座を通して自分の能力に気づき、自信を深めます」と小島さん。
詳細は同団体ホームページ(https://pplusc.org)で。
(2020年5月27日 神奈川新聞掲載 市民記者・吉川サナエ)