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川崎パパ塾 育児から広がる世界
市民団体「川崎パパ塾」は、地域や子育てに関心を持つ父親を育てるため、武蔵小杉(川崎市中原区)を拠点に年10回前後、講座やイベントを開いている。代表の市川毅さん(52歳)は「ちょっと得意なことがあれば、誰でも登壇できる」と話す。
講座はバーベキュー、片付け習慣術、家族写真の撮り方など、父親のこれまでの経験や知識をテーマに選び、受講生には得たものを家庭で活かしてもらうのが目的だ。
バーベキュー講座は家族をもてなすテクニックを紹介し、好評を得ている。家族写真の撮り方の講座では、父親が撮影する意義などを伝えている。
団体は2009年に開かれた中原市民館主催のパパ塾に参加したメンバーが翌10年に設立。事務局の10人で運営し、講座の受講生は100人に上る。
活動への参加を通じ、父親が世代を超えて地域や他の父親とつながりを持つことも増え、育児に対する考え方が磨き上げられるという。「特に、世代の異なるパパ同士が子育て情報を共有することで、新たに気付くことが多い」と市川さん。
20年度は新型コロナウイルス感染症の影響で対面講座が開けなかったが、7月からオンラインで活動を再開した。詳細は「川崎パパ塾」で検索できる。
(2020年8月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・原 達也)