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U50   第51回 和合大樹さん

アンダー50として、2018年から2024年3月まで、
50才未満の若手市民活動家へインタビューを重ねてきました。
「活動を始めたきっかけや思い」など、
62名それぞれの軌跡が
多くの方々へのエールになるよう願っています。

和合大樹 さんプロフィール

和合さんプロフィール

なかはらPR (地域情報webメディア)
代表・編集長
中原区在住

なかはらPRは、川崎市中原区の情報を「わかりやすく・楽しく」伝える地域密着の情報webメディア。2021年4月から本格始動をはじめ、ふらっと気軽に行きたい場所やイベント、役立つ地域情報を紹介しています。
なぜ活動を始めたのか、活動に対する想い、仕事と両立しながら活動を継続していく工夫などを和合さんに伺いました。

自らが「発信しよう!」と行動したきっかけ

海外旅行

かわさき市民活動センター職員 勝野(以下勝野):現在、お仕事をされながら、なかはらPRはもちろん、かわさき若者会議など幅広いフィールドでご活躍されていますが、そもそも「中原区の情報を発信したい!」と思ったきっかけは何だったのでしょうか?

和合さん:きっかけは、大きく二つあります。一つ目は、地元の方々に政治や選挙に興味を持って欲しいと思ったからです。私が中学生や高校生の頃は、母は早朝からの仕事に加え、兄弟三人分の弁当を毎日作ってくれていました。そんな中で、当時の川崎市には中学校給食がなく、給食があれば母も少しは楽になって良いなと思っていました。しかし政治を見てみると、給食は出さないのにも関わらず、議員の期末手当を増額する条例は可決されており、市民はそのことに全然関心が無い様子に疑問を持ちました。ある研究では、地域に参画するほど投票率が上がるというデータも示されています。市民一人ひとりが地域にもっと興味を持つことで、その先に選挙や政治に関心を持ってもらいたいと考えました。

二つ目は、大学生の時に行った海外旅行で現地の方の愛国心に触れたことです。旅行先はオーストリアやハンガリー、トルコなどで、どの国の人々も気軽に地域のことや政治のことを友達同士で話したり、自分の国や地元の歴史に誇りをもっていたりして、そういうのいいな!と思いました。日本ではなかなかないですよね。彼らと話す中で、まずは地域に愛着を持つためには、地域を知ることが重要だと気付きました。

勝野:おっしゃる通りですね。地域を知らなければ愛着も湧かないし、地域や国を良くしていきたいという気持ちにはなりにくいですよね。でも、そこからすぐに発信を始めた行動力が本当にすごいですよね。

情報発信から生まれた「地域の繋がり」

ごみ拾い

和合さん:もともと学生時代に、web系の起業をしたこともあって、できることから少しずつ始めようと思いました。自分でwebサイトを作って、取材した記事をアップしていたらタウンニュースの方や、かわさき若者会議発起人の中野さんなど多くの方から連絡をいただき、今の自分の様々な活動にも繋がりました。

勝野:ご自身が情報発信することで様々な繋がりが生まれたんですね。和合さんが大切にされていることはなんですか?

和合さん:他の人と違うことをしたいと常に思っています。だから、まずはたくさんの記事を継続的に発信しようと思いました。個人で行っていたブログも3年近く毎日更新していましたし、やはり続けることは信頼に繋がると考えています。特にブログ系は毎日続けるのが難しいので、続けるだけで希少価値が生まれると思います。まさに「継続は力なり」です。

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取材風景2

勝野:素晴らしい気付きと実行力ですね!ちなみに、何故ブログ系は、続けるのが難しいのでしょうか?

和合さん:まず、情報発信を通して何かを成し遂げたい・伝えたいなどモチベーションがないと続かないと思います。簡単に固定収入を得たいとか、お小遣い稼ぎがしたいとか「仕事」として考えてしまうと継続は難しいです。実際、僕も持ち出しの方が多いですし。(笑)あと、なかはらPRは取材先も自分の生活圏内でいいなと思ったお店や場所、人に話を聞きに行ってるので、自分自身が楽しみながら生活の延長線として続けています。

なかはらPRが実現したいこと

飲み会

勝野:なかはらPRが今、力を入れていることはありますか?

和合さん:地域の色々な方々と連携していくことです。僕自身、地域のことや地域で活動している方々をもっと知りたいですし、多くの方に知ってもらいたいと思っています。記事を書くライターはもちろん、是非、記事にしたいと思える場所や人とも積極的に繋がっていきたいです。

勝野:和合さんは、どんな場所や人の情報を発信していきたいですか?

和合さん:中原区内は、すごくいいお店なのにお客さんが来ないとか、後継者がいないからこの先続けられないかもというお店があります。一方で、「地域のために何かしたいけど、何をしたらいいか分からない。」という人もいっぱいいます。地域のために何かしたい人と地域で手助けしてほしい人のマッチングができるような情報発信をしていきたいです。なので、なかはらPRで一番大切にしていることは、「わかりやすく・楽しく」です。

勝野:なかはらPRを楽しみながら読んで、地域の人たちのマッチングが自然と生まれたら素敵ですよね!

和合さん:はい!ですので、連携してくださるライターさんや掲載希望の市民活動団体さん募集中です。ご興味ある方は、是非、ご連絡ください。

(取材担当:勝野 取材日:2022年7月27日)

お問い合わせ

メール:pr.nakahara@gmail.com

なかはらPR公式サイト:https://nakahara-pr.com/

次回のエースは畑から台所へ。 安藤圭太さんです。

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