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防災マインド・アンド・マネジメント 備えの意識 対話で高め

講師をつとめた現役消防士で防災マインド・アンド・マネジメント代表の五味篤さん

大地震をテーマにした映画と対話で、防災意識を高めるイベントが10月15日、川崎市産業振興会館(幸区)で開かれた。

親子を含め10人が参加、上映後の対話では東日本大震災を事例に災害時の教訓などを解説し、避難と備えを学んだ。「常に災害を頭の隅に置くべき」「準備と心構えが大事」などの意見が交わされた。

講師を務めたのは、現役消防士で「防災マインド・アンド・マネジメント」代表の五味篤さん(43)=写真=。2020年1月に設立し、5人の会員で運営している。川崎市を中心に横浜市や東京都内でも活動を展開しており、要望があれば全国どこでも駆け付ける。

今年7月には、川崎市内の小学校では水害訓練を実施。プールの水位を子どものももの高さに下げて水害時の状況を作り、児童が事前に選んだスニーカーや長靴を履いて避難する体験を行った。履物による歩き方の違いを感じ、避難の大変さを学んだ。

飲食チェーンの企業向けには、地震時の店舗での防火管理、電子レンジを使う店の火災初動対応を手ほどきするなど、想定される課題を確認した上でオーダーメイドの企画を展開している。

「参加者の目の輝きや感謝の言葉が何より。課題を聞いて内容を作り上げるのは時間がかかるが楽しく充実している」と五味さんは語る。

詳細は団体ホームページ(https://bousaimandm.wixsite.com/home)で。

(2022年11月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・原 達也)

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